3D プリンターでつくるウミウシ チョコレート

Mon Mar 15 2021 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)

3 月 14 日はホワイトデー、日本では男性が女性にお返しとしてチョコレートなどを送る日とされています。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ホワイトデー

私は妻からバレンタインデーにチョコレートをもらったのですが、なんとそれがキーボード型の素敵なチョコレートだったのです!そこで私も何か妻の好きなものでチョコを作ってお返ししたいなあという創作意識が湧いたため、妻が好きな生物、ウミウシのチョコをつくることにしました。既製品のチョコやお菓子を組み合わせるだけでもウミウシっぽいものはできそうですが、せっかくならリアルなものを作りたい。ということで、ここでは 3D プリンタとシリコンを作って制作することにします。

ウミウシの 3D モデル

何はともあれまずは 3D プリンタで出力するモデルが必要です。そろそろ終了予定の Poly by Google あたりから探し始めたのですが、さすがにニッチすぎるのか良いモデルがなかなか見つかりません。 なんやかんで見つけたのがこちらのモデル。ずんぐりむっくりでかわいいです。ひとまず、このモデルを使うことにしました。

https://sketchfab.com/3d-models/bunny-sea-bunny-c3630a8eab354cf1ab64cea329dabc7c

オリジナルのモデルでは底も複雑な凹凸を持っているのですが、3D プリントしてシリコン型を作る上では邪魔になりそうなので、Blender で適当な円柱をくっつけました。

Blender で編集中のウミウシの 3D モデル

あとは、このモデルを stl ファイルに出力してプリンタに送信します。今回使用した 3D プリンタは FlashForge の Adventurer3 です。

Adventurer3 で出力中

出力完了。いいかんじです。

出力後のウミウシモデル

シリコン型つくり

次に、このウミウシくんを使ってシリコン型を作ります。適当な容器にウミウシを置いて、そこにシリコンを流し込んでいきます。シリコンは以下の商品を使いました。

一回目はウミウシをちゃんと固定しなかったため、浮いてしまって失敗しました。そりゃ液体だから浮きますよね。。。

シリコンに浮いてしまって失敗。

グルーガンで底をしっかり固定してできたのがこちらの型。意外と積層痕がしっかり残ってしまいました。

完成したシリコン型

チョコ作り

それではいよいよお待ちかねのチョコ作りです。スーパーで買ってきた板チョコを溶かしたものを流し込んで、冷蔵庫で約 1 時間冷やします。そしてできたのが・・・

1個めのチョコ

じゃじゃーん!一応それっぽいものができました。角はうまくチョコが流れていなかったのか短くなってしまいました。でもこれはこれでかわいい。

細い部分にも確実にチョコを流し込むため、今度はチョコペンを使って耳の部分を作ってみます。

チョコペンを使ったウミウシチョコ

だいぶ可愛くなってきました!実は角の部分は取り外す際に折れてしまったため、チョコペンで溶接しています。

同じようにしてどんどん色のバリエーションを増やしてきます。 ウミウシチョコ集合

できた!!

色のバリエーションが増えるだけで、だいぶ華やかになりますね。

まとめ

というわけで、3D プリンターを使ったオリジナルチョコ制作について紹介しました。 妻にも喜んでもらえました。よかったです。